2010年12月10日 (金)

質問: 急に寒くなりインフルエンザや風邪が流行する季節になりました。どのような食事をすれば予防ができますか。

答:  喉や鼻の粘膜を強化することで病原菌が体の中に侵入しにくくなります。
     ほうれん草やチンゲン菜や人参などに含まれるビタミンAは喉や鼻の粘膜を
    強化する働きがあります。

答:  バランスの良い食事で基礎体力をつけることがまず基本です。
       その上で免疫力を高めるビタミン(A・C・E)を含む緑黄色野菜をしっかり
    とることです。また、根菜類は体を温める作用があります。体温が上がると
    免疫力は高まります。病気に強い体を作る献立を「田中辰子の献立表」に
    UPしましたので参考にしてください。

2010年8月17日 (火)

質問: 野菜が体に良いことは解るが、今年は高くて買い控えてしまいます。対策はありますか?

今年は異常気象の為、昨年より随分高くなっていますね。豊作の年はただ同然の価格で、品不足だと高くなる価格の設定がおかしいですね。
私たち消費者は安い時の価格を知っているため、高くなると手が出なくなります。野菜がもたらす健康効果を考えると、今の価格はけっして高くないと思います。農家はいつも不安定な収入で生活をしながら、私たちの健康を守ってくれていると思うと心が痛みます。
しかし、それでも少しでも安くて野菜の栄養を取りたい場合は、価格
変動の少ない、じゃがいも、かぼちゃ、乾燥野菜、きのこや海藻などを使うと良いでしょう。

2010年7月13日 (火)

質問: どのような食事をすれば水分がとれますか?

ご飯1杯(200g)の水分は約120ccです。野菜の水分は約90~95%です。1日400g食べると360~400cc取れます。きゅうり1本(100g)95cc、トマト1個(200g)189ccなど夏野菜は特に水分を多く含みます。みそ汁などの汁もので150cc、食後のお茶(湯のみ1杯)で100cc。肉や魚などにも60~70%含まれます。従ってご飯、野菜のおかず、肉や魚のおかず、食後のお茶がある食事をすれば約1500~2000ccの水分が取れます。

質問: 1日に水はどのくらい必要でしょうか?

肺や皮膚から約1000cc、尿や便から1500cc毎日体内から出ていきます。体内の水分を常に一定に保つためには2000~2500ccは必要です。朝、昼、夜バランスよく食事を取り、食後にお茶を飲むと、約1500~2000ccの水分が取れます。体内で作られる水が約300ccです。足りない分を飲料水で補います。食事量が少なかったり、バランスが悪くて、食事からの水分が少ない分を、飲料水で補うとミネラルバランスが悪くなり体調を壊しやすくなります。

質問: 水をたくさん飲むと血液はサラサラになりますか?

水を持ち歩いている人や、歩きながら飲んでいる人をよく見かけます。しかし、水をたくさん飲むだけでは血液はサラサラにはなりません。血液は栄養分が多くなりすぎるとドロドロになります。動物性のたんぱく質(肉、魚、卵、牛乳、チーズ)の過剰摂取や、穀類や野菜・海藻・きのこ類が少なすぎることが、ドロドロ血液の原因になります。運動量に見合った食事量をバランスよく食べて、血液をサラサラにしましょう。

2010年6月30日 (水)

質問: 簡単にダイエットできる方法がありますか?

残念ながらありません。
体重の半分以上は水分ですので、サウナなどで汗をいっぱいかけば、一時的に体重は減ります。しかし、体は常に水分を一定に保とうとするため、喉がかわき水分を要求するので、元の体重に戻ります。

質問: 食事の量を減らしているのに体重が減りません。

食事の量を減らして頑張っているのに、効果がでないと辛いですね。
しかし、確実に効果は出ていると思いますよ。急激なダイエットはリバウンドする可能性が高くなります。しかも筋肉より脂肪が増える為、生活習慣病のリスクが高まります。1日6g減量すると1年で2kgになります。6gなんて目に見えないので効果がないようですが「チリも積もれば」です。頑張って続けてくださいね。

質問: 1日に必要なエネルギーは何Kcalですか?

1日に必要なエネルギーは一人一人違います。1日当たりのエネルギー消費量(総エネルギー消費量)は、基礎代謝量、身体活動に伴うエネルギー、及び食事による産熱で決まります。エネルギー計算をしながら食べることは専門家である栄養士でも難しいことです。成人であれば、エネルギー必要量は総エネルギー消費量に等しいので、体重変化(増減)がなければ、今の食事のエネルギーが必要量になります。