2013年8月27日 (火)

質問:「低脂肪」と「低カロリー」の違いがわかりません。

回答: 「低脂肪」は脂質が食品100g当たり3g以下です。
「低カロリー」は食品100g当たり40Kcal以下です。
「低脂肪」だとしても「低カロリー」ではありません。
エネルギーは脂肪・タンパク質・炭水化物から計算します。
脂肪量が少ないだけでタンパク質や炭水化物からのエネルギーはあります。

質問:食品に「無糖」「砂糖無添加」「甘さ控えめ」「糖分控えめ」と表示していますが違いがわかりません。

回答: 「無糖」は食品100g当たりの糖分は0.5g未満です。糖分0ではありません。
「砂糖無添加」は砂糖は使っていませんが、ブドウ糖や果糖 乳糖が含まれています。
「糖分控えめ」は食品100g当たりの糖分が5g以下です。飲料は2.5g以下です。
「低糖」「糖分軽め」「糖分ライト」と表示されることもあります。
「甘さ控えめ」は栄養表示とは関係なく、メーカー・販売元の表現です。
甘さを控えているだけで、糖分の量とは関係ありません。

質問:食品に含まれる塩分を知りたいのに、栄養表示に塩分がありません。

回答: 栄養表示はエネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム(塩分相当量)で表示しています。
塩分はナトリウムから計算して塩分相当量を表示されますが、義務ではないのでナトリウムだけを表示してりるものもあります。
塩分相当量(g)はナトリウ(mg)×2.54÷1000で計算します。

2012年3月13日 (火)

質問: 野菜の下処理が面倒だし、傷ませて捨てることがあります。簡単で無駄にしない方法がありますか。

答: 下処理も包丁もいらない野菜はもやし、きゅうり、とまと、レタスなどがあります。きのこなどは手でほぐすだけで使えます。又、かぼちゃ、いんげん、根菜類、コーンなどの冷凍野菜は解凍するだけで使えます。その上、使いたい分だけ解凍できるので無駄なく使いきれます。

質問: どのようにしたら野菜をたくさん食べられますか。

答: 野菜は生で食べると量が多くて食べにくいですが、加熱するとカサが減り食べやすくなります。例えば 生野菜のサラダより茹でたり焼いたりした温野菜サラダにする。又、煮物や炒め物にしてもカサは少なくなります。それでも食べられない時はひじきなどの乾燥野菜、缶詰の豆類などを野菜の代用として使いましょう。      

質問: 野菜を食べようと思うのですが簡単な調理方法がありますか。

答: みそ汁や汁物にたっぷり入れる      
   肉を炒める時に多めに入れる      
   レンジで加熱して蒸し野菜にする。

質問: 野菜を食べなさいと言われましたがどのくらい食べたらよいのでしょうか。

答: 1日の目安量は350g以上です。その内緑黄色野菜(人参やほうれん草など色の濃い野菜)を120g以上は食べるようにしましょう。70g程度の小鉢5杯分で350gになります。朝1杯分、昼2杯分、夜2杯分を目安にすると良いでしょう。

2011年12月 9日 (金)

質問:血圧が高い為塩分を減らすように言われました。昼食はほとんど外食です。外食で塩分を減らすことができますか。

答:外食はたしかに塩分が多いですが、ちょとした工夫で減らす事ができますよ。下記にその工夫を記しましたので参考にしてくださいね。

●ラーメンやうどんなどは汁を残す

●丼物はたれがしみている部分のご飯を残す

●漬けもの類を残す

●丼ものより定食のように自分でたれを調整できるものを選ぶ

●野菜の多いメニューを選ぶ

質問:血圧が高い為、病院で塩分を減らすように言われました。塩分を減らすために薄味にしましたが、家族のものはおいしくないと言います。うす味でも美味しく食べる方法がありますか

答:減塩のためにうす味にしていると言うことですが、極端にうす味になると、おいしくないと言われてしまうのは当然かもしれませんね。食事は美味しく食べることが心と体を健康ししてくれます。しかし血圧が高いと言うことですので、1日の塩分の目安は6g以下にするようにしましょう。6g以下でも味付けを工夫すると美味しく食べられます。味覚は習慣で変わります。うす味に慣れてくるとうす味がおいしいと感じるようになりますので、極端にうす味にしないで下記の調味料の量を目安に味付けを工夫して徐々に塩分を減らしていくと良いでしょう。

和え物のしょう油は2人分で大さじ1/2(塩分相当量0.7g/1人)が目安です。しょう油に次の物を混ぜると味に深みがでて美味しくなります。

●ごまやごま油やピーナッツを加えて和える

●からしやわさびや唐辛子などの香辛料を加えて和える

●二杯酢(酢としょう油) 三杯酢(酢としょう油と砂糖) だししょう油(しょう油とだし)で和える

●マヨネーズやドレッシングを加えて和える

汁物の塩分は約1gが目安です。みそ大さじ1/2弱、又は しょう油小さじ1弱が1gの塩分に相当します。

●みそ汁やすまし汁はいりこ・かつお節・昆布などのだしをしっかりとると、風味と旨味が増し、みそやしょうゆの量が少しでもで美味しくなります。

●みその量は大さじ1/2以下(1杯分)にして、汁を少なくして具を多くすると味がしっかりします。

●少し冷ましてから飲むと味を感じやすくなります。

食事全体を薄味で美味しく食べる工夫

●1品だけしっかり味をつける

●刺身や冷奴など直接しょう油をかけないで、小皿にしょう油を入れつけて食べる

●しょう油やみそより塩分の少ないソースやケチャップ、マヨネーズの味付けにする

2011年12月 8日 (木)

質問: 塩分はどのくらい摂ったらよいのでしょうか?

答:   2010年4月厚生労働省により「日本人の食事摂取基準」が5年ぶりに改訂されました。その中でナトリウム(食塩相当量)の目標値が、男性は1日10g未満から9g未満に、女性は8g未満から7.5g未満へと低減されました。そうすると、「1食につき2~3g程度の塩分」ということになります。国際高血圧学会ガイドラインでは、高血圧の予防と治療のための指針として1日あたり6g未満を勧めています。